せいかつするのはむずかしい

むずかしいながらも、なんとか生きています。

前作に思い入れがありすぎるPによる「超常事変〜対立スル正義〜」感想

こんにちは。お久しぶりです。
秋山隼人/伊瀬谷四季/舞田類の担当プロデューサーです。
High×Joker中心ですが、S.E.Mも副担当的にプロデュースしております。
(プロデューサーっぽい挨拶)

 

 

先日!行ってきましたよ!

 

東京・武蔵野の森総合スポーツプラザに!!

 

THE IDOLM@STER SideM PASSIONABLE READING SHOW-超常事変〜対立スル正義〜-」を観に!!!

SideMどころかアイドルマスターシリーズでも類を見ない、朗読劇メインという挑戦的なイベント!

1日目は理由あって配信でしたが、2日目は現地!
SideMの現地は4年ぶりです。よう現地!元気してたか?(気さくな挨拶)

気持ちが武蔵野の森に囚われて帰ってこないので、帰ってこいよとの気持ちを込めて感想のブログを描きます。
DAY1、DAY2の内容はとにかくごた混ぜです。
100%ポジティブなベタ褒め感想ではありませんが、ある程度辛口さは控えたつもりです(私が苦手だから)

 

「超常学園」と私

いきなり仰々しい見出しで、失礼します。


私はMobage版SideMのゲーム内イベント「超常学園〜覚醒スル切札〜」(超学)に思い入れがありまして…。
2016年にMobage版をプレイし始めたのですが、初めてプレイした担当ユニットの箱イベ*1が、「超常学園」でした。

当時は無課金を貫いていた上に、上手くアピールチャンスイベント*2のペースを掴めなかったことやリアルとの両立が難しく上位SRの旬くんすら取れなかったのですが、初めて長めのイベストが完走できたし、秋山隼人のRは取れたからいいか〜!となったので今では良い思い出です。

youtu.be

公式で公開されている「超常学園」ストーリーアーカイブです。30分だけお時間をください。

最高の映画にするため努力を重ねる担当アイドルたちの姿も、夏来と旬の関係性の進展も、そして映画のお話やモチーフも大好きで、この先素敵なイベストや劇中劇が出来ても自分の中では好きなイベスト上位でした。

私が好きな作品の類型に、超能力バトルものがあるのも影響しているのかもしれないです。超能力と変身ものが好きなPです(自己紹介)。

改めて「超常学園」「超学」で自分の過去ツイートを検索したら、かなりストーリーのボイス実装に執心してる様子が見えました。
特に「超学」はパ大*3の候補に選ばれるも決定しなかったことが何度かあってやや拗らせたこともあり…この熱意は今見るとちょっと引くほどでした(笑)

その後、2021年の「パッション大爆裂!全アイドルSR化!お仕事投票大作戦!」キャンペーンにて「超常学園」のフルボイス化とイベント続編の制作が決定したものの、Mobage版のサービス終了が決定…。
これを受けゲーム内イベントから朗読劇イベントに形を変え実施されたのが今回の「PRS超常事変」です。
この変更に対して割り切れないマイナスな感情も色々とありましたが、元々企画していたものをお披露目してくれることへの感謝や、純粋なストーリーへの楽しみな気持ちの方が勝っていました。

楽しみすぎて、登場人物のイメソンを考えてたり、裁縫初心者なのにぬい服作ったりしました。
ぬい服作りの様子は、試運転でnoteに書いたので良かったら見てみてね!(宣伝は基本)

 

イベントの流れ

私には朗読イベントにも行く声優オタクの面もあるのですが、朗読劇には大まかに分けて2種類あると思っています。
演者が動かず声だけで演技し照明やスクリーン映像などで場面を魅せる…といったシンプルな「静」の舞台。朗読劇の一般的なイメージですね。
一方で、台本は持つものの、演劇さながらに演者が体を使って演技もする「動」の舞台もあります。

今回のイベントは、キャストさんの動きは「静」でしたが(それでもよく動く方もいた)、プロジェクションマッピングやスモーク、ファイヤーボールの特攻演出や、キャストさんが立つ場所がステージに複数あるなど、ライブ向けの大きな会場でも最大限視覚的に伝える工夫と努力が見えました。
会場に着いた時「どちらかといえばライブ向きなこんな大きい会場で朗読劇って…大丈夫なのか…?」と不安になりましたが、オープニングで炎が吹き出したときに「あ、こりゃ大丈夫だな!」て高速で掌を返しました。

※場面写真で炎やスモークが噴き出してますが、まごう事なく朗読劇です。


OPでは劇中の衣装を着たキャストさんがアイドルの立ち絵と同じポーズを1人ずつ決めていくという激アツ演出に興奮。
衣装も事前に公開されていたイラストそのままなハイクオリティ。帽子やグローブや眼鏡、ヘッドホン、謎の首紐(?)といった小物まで忠実に再現。軍の研究者を演じるキャスト衣装のファンタジー感もどこか馴染んでいるから不思議。

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DAY1配信を見守るうちのぱぺ。
わ!衣装が同じ〜!!と画面の前で嬉しくなりました。


イベントは、レッスンや撮影の合間を描いたアイドル達の日常パートと、全編演劇の映画本編パートの2部構成の朗読ドラマ(延べ2時間超)、主題歌ライブからのキャストトークという流れで進んでいきました。

「日常パートから映画本編、最後に主題歌ライブのこの流れ…Mobage版のイベストだ〜!!!」とまず感動。手元にない応援メガフォンを割り…使いたくなりました。
YouTubeアイマスchの感想会配信でAPかっしーが言ってたMobage版のいい出汁が出てた」んですよね本当に。
(感想会も熱量高い配信で大感謝…予習用の配信までありがとうかっしー…)

全体的に8年かけて作り込まれていたこだわりの味がしっかり出ていました。Twitterで「モバの味」がトレンド入りするのも納得。

手持ちのペンライトを振って朗読劇の内容を決めるプロミ恒例のシナリオ分岐もあり。今回はプロミじゃないけど。
メンバーのモノマネ大会(九十九先生の演技ポテンシャルとか咲ちゃんアスランの可愛さ)、ユニット褒め合い連想ゲーム(手拍子の勘違いととにかく優しい世界)、みなさんゲーム(四季の離脱は演技なのか素なのか)など…見どころしかなかったです。


映画本編パートの開始前には、配給会社ロゴマークや今回登壇してないキャストが演じるアイドルによるマナームービーなど、細かいところの作り込みも凄い。
ぺちゃくちゃと座席蹴り(殴り合い)。

映画本編前のCMで気になり、映画のパンフレットを事後通販で買いました。

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アーカイブ公開期間中に届いた。優秀。

内容はポスターイラスト、登場人物の紹介と出演者のメッセージ、相関図、前作「超常学園」のあらすじなど。

薄めだけど作りがしっかりしててマジの映画パンフ感あります。

登場人物の設定については映画の公式ホームページにも載っている情報を簡略したものですが、私は「いつまでもあると思うなWebページ」という信条を持っているので、紙媒体で劇中劇の詳細情報を残せるの良いしパッと見返せるのもさらに良さすぎます。
劇中劇の映画のパンフも出しましょう!と決めてくれた方、ありがとうございます。

 

 

この先

本編「超常事変〜対立スル正義〜」の内容に触れております。

ネタバレ:ある!考察:浅い!妄想:ある!

の3本でお送りしております。

基本的に劇中の登場人物については役名で書いていますが、初めて記載する時だけは演じているアイドルの名前もカッコ書きで記載します。

アイドル49人全員にそれぞれ触れるとものすご〜く長くなるので、基本的に担当(ハイジョ/S.E.M)まわり中心です。

みんなすごかったし、みんな頑張ってたし、みんな最高に輝いてた…!

作品を知らないとなんのこっちゃな内容続きかもしれませんが、ご了承の上読んで頂ければと思います。

 

アイドル(と役者)の演技・好きな場面について

私の「超常学園」での推しキャラは、担当・伊瀬谷四季が演じる拝田丞(はいだ すすむ)です。

激アツなOPで拝田の衣装を着た四季役の野上翔さんが手を前に突き出した決めポーズをした時点で「あぁ…私の見たかったものはこれだった……」と静かに涙を流して拝むように喜んでしまいました。
「超学」で起きた出来事を回顧するシーンでは、理性がぶっ飛んだ拝田as四季as野上さんの名セリフの数々を6年半越し(!?)で聞けたのはもちろん、手を突き出したり表情もハイになるところも細かくて…。
前編の終盤、「なーにやってんだか」の一言とともにスーツ+ピンクのネクタイ姿で一瞬だけ出てきた拝田の姿に全部持っていかれて、その後の学園暗部のシーンの記憶があやふやになりまして…………配信が終わってから譫言のように「野上翔…優勝…」とずっとつぶやいてました。
終演後の挨拶での「力がみなguilty!」も2日間ともありがとうございます。朗読劇本編では聞けなかったので…!
あと、前編の「超学」時空の回想で拝田が水無月時雨(夏来)に「(零司と戦うことになっても)いくら幼馴染だからって…手加減なんかしないっすよね?」て煽るシーンにぞわっときたんですが、モバのシナリオ見返したらそんなのなくて…新規の超学会話も、大変ありがとうございました…。

後編の拝田は事前情報通り、轟雷斗(漣)のお兄ちゃん存在だったし前作ラスボスという強キャラ感はそのままにピンチに駆けつける…という立ち位置が美味しすぎていろんなものがぶっ飛びました…。
伊瀬谷四季(末っ子)の年上系お兄ちゃん演技……なんなの、私は伊瀬谷四季のオルタナを見せつけられてるの……???こんなん私のテンションが天上(テンアゲ)しっぱなしですよ……

ありがとう野上翔さん。315億ポイント。優勝です。

拝田だけでなく、超学メンバーは時間が経過して前作より少し成長した姿になって劇中に登場していました。
イベントで初公開された学生服じゃない衣装(ブルゾンは公安チーム共通?)も新鮮だし、声も前回の回想より若干低くなっているキャラもいます。
特に担当の秋山隼人演じる厚木獅子雄(あつぎ ししお)はわかりやすく成熟したような声になっていて、一体隼人と千葉翔也さんは何歳くらいのプランで超常事変での獅子雄を演じていたのか…?とずっと気になってます。
隼人が獅子雄として叫ぶ「炎神虎武流(オーバーヒート)!」の技名や力の込め方をイベントストーリーを読んでからずっと想像を膨らませていたので「やっと…聞けたなぁ…」と感慨深かったです。長くPやってりゃ、こんなこともあるもんだね…!

公安の後輩たちのピンチに駆けつけるのかっこよすぎて泣いた。公安でもちゃんと先輩っぽいことしてるのかなぁ…能力使った戦い方を教えてるのかなぁ…

 

舞田類……(頭抱え)

ねぇ……担当こんな怖い演技できるの…?
いや、できたね…………(参考:19年、21年のプロミ朗読コーナー)

DAY2に出演した舞田類が演じる佳枝篠楽玖(かえしの がく)さん、前情報にあった「相手の懐に入りやすい明るい英語教師」「柏木翼が演じる穏田白黒と仲が良い」という設定もあるものの、今作では「自分の受けた痛みを相手に跳ね返す能力を持つ、痛みに鈍感な快楽主義者」という一面が強く描かれており、榎木淳弥さんの演技がもう全方面で「狂気」をぶつけてくるので「背筋がぞくっとしちゃったあ…(日常パートの秋山隼人)」でした。

今回はほぼ後方席の観劇で、表情は肉眼でほぼ見えなかったのですが、普段の会話でも明るいのにどこか異質さを感じる細やかな芝居、痛みをわざと受ける戦闘シーンや能力発動シーンは声量と凄みから逃れられなかったです………。
舞田類と榎木淳弥…知ってはいたがやっぱりすごい役者…(頭抱え)

もはや舞田類と榎木さんのやばい演技が2年に一度見られる奇跡。そんな奇跡あってたまるか!あるんだけど!この目で観てきたけど!!

 

佳枝篠だけでなく学園・軍側は狂いキャラ多くておかしくなってしまいそうだった………
文字通りのマッドサイエンティストな次郎ちゃんとか、能力を渇望する無能力者達の羨望やら憎悪やらの入り混じった複雑すぎる感情(道流さんや想楽くん)、学園暗部のやり方に向き合うか鬩ぎ合う繊細な葛藤(雨彦さんや九郎くん)、友人を想い合う優しさ(ロールや咲ちゃんなど)、純粋なる好奇心・探究心で穏やかでもネジがぶっ飛んでるやべー演技…これだけでもお釣り来てもいいくらい。

声優の 狂い演技は 体にいい。

ここテストに出ます。

 

 

ここで超学組の話していいですか?

聞かれてないけどしますね。ハイジョのPなので。

 

超常事変では主に水無月時雨と春野威吹、厚木獅子雄と鈴重零司のペアで話が進められていました。
幼馴染の零司と時雨、タッグを組む威吹と獅子雄という関係性が明かされている上で敢えてバラバラにしているのは、イベント出演者のメタ的な事情なのか新鮮さを見せたい演出の意図なのか…事情は一切わからないけれど、私はどちらかといえば肯定的に捉えられました。

数年前の学園暗部の違法マシン開発の件にまだ負い目を感じている時雨と、そよ風のようにカラッと受け流してくれるような威吹のコンビ。
威吹が(超学の時間軸では)スカートめくり常習犯だと思えんほど仕事できそうに見えてかっこよかった!頑張って早めに喋る夏来をボイス付きで見たのもこれが初めてだと思うし「春野」呼びも良いんだよな……。(他にもボイス付きで早めに喋る夏来あったよ!という情報あればください。ベスゲの夏来はゆっくりだったから…)

前編の2人は完全にサポート寄りだったので能力を使って戦う描写があまり見られなかったのがやや物足りなかったですね…時雨の雨天血降(ブラッドレイン)がもっと見たかった…。
もし続編があれば315プロの中で誰かが演じそうだよね〜とP達の間で有力視されていた水無月博士=時雨の父が今作に出ていない理由もしっかり明かされるとは思わなくて。しかも母親もマシン開発に関わっていたとは初耳です。

後編の獅子雄と零司のコンビに予想以上に心が持ってかれました…!
元々威吹を含めた3人で仲良くはしていたけど、前作では2人についていくがままだった印象の強かった零司が獅子雄に対して対等な友人同士での会話ができるようになってたり、2人での息のピッタリさを見せていたりで、公安で2人はどんな経験を重ねてきたのか想像したくなりました。

獅子雄「学園の暗部に協力してた生徒達は、大丈夫かな…」
零司「順調に回復しているみたいたぞ。あとは心の問題だと思う。気持ちの整理がついたら、戻って来れるよ」
獅子雄「そっか…そうだよな…!」
零司「残された生徒達も待ってるみたいだし、あいつらならきっと、新しい未来を作れるはずだ」

全てが終わった後の、ここの獅子雄と零司のやりとり!好きです!
生徒を心配する側が獅子雄だったことに「超学」では見られなかった持ち前の優しさが前面に出てる一面だなと思ったし、零司がそこに温かくて頼もしいフォローを入れてくれるのも、関係性の変化を感じましたね。
鈴重零司…ほんと大きくなっちゃって………後で話すけど鈴重零司の沼に6年半越しに足を取られました。

でもおバカコンビの軽口叩き合うような軽妙なやり取りもやっぱり見たかったし、透さん(英雄)や良さん(恭二)などと捜査する幼馴染も見たかったです。願望です言うだけならタダ!

 

そして衝撃だったのは、前作の事件で敵対していた拝田と、事件後に公安に所属した4人が数年後に仲良く談笑してる関係になっていたこと……!!!

意外すぎて驚いたけど、その光景を見ているとなんだか涙が出てきました。

いやあれだけクセが強めの新キャラ多数や関係性のもつれ合い、濃密なドラマもド派手な見せ場もありつつ、結局前作のキャラに戻るんかいっていう気持ちは…ある!
でもこのラストシーンで「あぁ、私はやっぱり超常学園のこの5人が、High×Jokerが、好きなんだな…」と改めて思ってしまいまして……

超常学園、という作品がこんなにプロデューサー活動の中で一層思い入れが強いからこそ沁みてしまったとも思うので、ハイジョを超常学園の学生時間軸で終わらせず、その後の物語に絡むようにしてくれた人にお金包みたいです。
私はいつまでハイジョをプロデュースできるかはまだわからないけど、彼らは学生じゃなくなっても末長く続いていくような気がしてきたよ、なんとなく。

 

ただ…このラストシーンで板の上にいたのは3人で2人は収録の音声だったから、この掛け合いは5人揃った状態で見てみたかった本音も、ある………。

他にも、後編ラストの見せ場などドラマ的に「ここは役者の生の掛け合いで見たかったなぁ〜!」ってところが収録音声との掛け合いになってるのが、内容が良さすぎる上にやや勿体無いなって思いました。
1日目だけ出演してるキャストにも物語上で負傷したのでフェードアウト…などで後編の出番が少ない理由付けもされてたけど「なんでこの人は出番ありそうなのに後編全く出ないの!?」て思うところもあったりで…逆も然り……!
私たちには容易に想像できないようなさまざまな事情があるだろうし、実験的なところもあったのかなぁと思ったのでこの話はここまでに留めておきます。
(終演後のアンケートにもこの点についてはしっかり記載しました)

 

本番前の予想との答え合わせ

あまりにも超常事変が楽しみすぎて「もしかしてこういう展開あるのでは?」とTwitterでいくつか予想していました。
見つけたものを答え合わせしていこうと想います。

 

どうしてくれんだよ……(頭抱え)
二重スパイはさすがにいなかったけど、マジでその裏切りは予想できんってって子が多かった。
い〜や、やってくれたなぁ…… 
モバだとRの位置にいそうな子がSRだったみたいなやつという意見を見てなるほどしました。

49人も出れば1人くらいは裏切りやスパイいるよな〜て思ったけど離脱者が結構いたなぁという印象。真練くん(百々人)はなんとなく同情してしまったけど、私は星月光(冬馬)がある意味で怖いです。

 

 

大体あってた!
零司にもあったし、なんなら拝田にもあった…!
零司が能力を使いこなして獅子雄と後輩達を助けるのも、行方をくらませていた拝田が雷斗のピンチに突然現れて助けるのも、前作の主人公ムーブで手を叩いて喜びました。
あの時、零司と対立してた拝田も主人公だったんだなって…前作は学園暗部に利用されてたからね………!
特に公安の零司の「絶対無零度(アイスソード)!!」がサイスタフォトの編成ボイスより迫力と強度が増していたところに、鈴重零司の肉体と精神と能力とその他諸々の成長を感じまして…………(涙)
最終盤で学園トップ・叶納望海(みのりさん)の放った銃の弾丸を「絶対無零度(アイスソード)」で止めるの、あまりにも前作主人公が成せる大きな見せ場すぎてカッコよくて最高でした………!!!

時間停止は絶対無零駆(ブレイクタイム)…?そんな設定もあったような…*4

 

 

公安時空の鈴重零司たいへんにかっこよい。

ありがとう冬美旬…ありがとうにゃんさま…

 

これはパンフを読み返した気づきなんですが、零司も望海も、能力を渇望する両親の元に生まれたという共通点があるんですよね。零司の両親のように希望を捨てず名門校に入学させた親もいた反面(一家の名誉のためにという理由かもしれないが)、無能力だから捨てられた望海のような人もいるんだよって対立を見せられてるような対峙だったと想います。

予想以上に前作主人公・鈴重零司の余韻が大きすぎたので、サイスタのセレチケは冬美旬に決めました。
個人的俳優賞です。おめでとう!

 

ライブパートについて

主題歌の生歌唱も良かった〜〜!!

試聴が出たのがギリギリなこともあり一切予習せずに臨みましたが…曲がとても良かったのでますます「なんでこれCDでは49人全員歌唱やないの!?!?!?」て叫んじゃいました。
どこか不穏さを含みつつもカッコ良いロックサウンドな公安側と、理想を目指しダークに魅せるラップパートもある学園&軍側…!
落ちサビやCメロを歌うのがDAY1だと前作出演者(春名と夏来/四季)で、DAY2だと今作の中心人物(悠介と漣/みのり)なのが時間経過を感じてとても好きポイントです。

 

試聴動画だけでもよろしくします。
49人と本編の内容踏まえたコンプリート版もいつかください。

youtu.be

 

トークパートの感想については長すぎて割愛しましたが、2日目の野上さんの「アイマスですよ!アイマス!」で泣きながら担当のアイマスですよコール実績解除したのは良い思い出です。(1日目は益山さんだったのも感慨深い…)

 

シナリオで気になってるところ

  • 拝田と雷斗の関係

兄弟的存在だったというのは過去の記憶だけで、本編ではたしかに会話も描写も少なめだよな〜って感じてたけど、野上さんのチョクメ*5でフォローされたところある。ありがとう野上さん。優勝です。(2回目)

でも事件後に顔合わせする拝田と雷斗の夢も…見ていいですか?

 

  • 公安対策チーム側の掘り下げが欲しい〜!

両日に対策チームでしっかり出てたのが輝が演じる残さん(音声のみ)だったのもなんかちょっと寂しかったので、大人達の裏での戦いもね、もっと尺が欲しい…!
あんな大事件を過去に起こした零司や時雨を引き抜いたのも対策チームトップの残さんなんだろうか。学園から逃げてきた光たちも受け入れる度量の持ち主だし…。
あとあのおそろっち市役所ブルゾンは、対策チームの服なんだろうか…?

 

あと顔が似ている別人設定で、学園暗部のマシン開発のきっかけになった能力者の暴走事件のZEROエピソードとかもね…やりませんか???

 

学園も公安も軍も、描かれなかった余白がとにかく大きいけど、その分作品の受け手にたくさん妄想や思考させるような機会が与えられてるな…て思いました。
個人的には佳枝篠と穏田の仲良し設定も結局誌上の関係だけで終わってしまったのが諦めきれなくて…会話をね…見たかった………
他にも、速風兄弟(Wちゃん)と雷斗の3人の掛け合い見たかったなぁとか…捻示(想楽くん)→思織(九十九先生)の「あのいけすかないすまし顔」とか…軍研究者のあれこれとか…優壱くん(ロール)と宇未ちゃん(咲ちゃん)、初等部3人組(もふもふえん)のその後とか……。

 

49人全員出ている分、多種多様なスピンオフが見たい!

余白は個人が好きに埋める…!
夢見放題!幻覚吸い放題!

 

続編で多彩な新キャラクターの関係性にンヒ〜〜〜!!!てなるかと思ったけど、結局私はハイジョに戻ってきてしまいました。

改めて私は超常学園という劇中劇と、担当ユニットのハイジョが本当に好きなんだな…。
トークパートでちらりと話が出てたけど、当初は回想のみでの出演構想だった5人が物語にしっかり絡むようにしてくれて。
本当に…ありがとう…ございます……!と涙と嬉しさにいっぱいでした。
「♪超常学園フルボイスの公約はどうした〜(しかしモバはもうない)」て気持ちもわかるし完全に晴れたわけではないんだけど…今回事変を見届けて「…いいんだよ、これで」という感想が真っ先に出てきたのが率直な感想で。
ストーリーのフルボイスへの執着は、自分の中でやや薄れたのかなぁと。でもなんらかの形では見たいとは思います。みなguiltyもサイスタでボイス実装されたしなぁ…。

でもせめて…

記憶(円盤)は買わせて!!出して!!!
出来たらシナリオ本も買わせて!!!

 

終わりに


PASSIONABLE READING SHOW、ゲーム内イベントからリアルイベントに転生した事情もあってかSideMのみならずアイドルマスターシリーズでも初の試みな長尺朗読劇メインのイベントでしたが、より良いものにブラッシュアップしていき今後とも続いて欲しいな!!あわよくばSideM以外でも見てみたいな!!て思いました。
この先いつか第2弾の幕が開くことを、楽しみにしております。


それでは、
10月に横浜・Kアリーナでお会いしましょう!!!!!!

良かったよ〜!!!!!

*1:ユニットメンバー全員が参加しているゲーム内イベントのこと。

*2:mobege版イベント形式の一つ。通称マラソン。お仕事をしながら、たまにブーストアイテムの応援メガフォンを割ってポイントを集める。他形式のイベントと比べてストーリーが長いため、演劇系やアイドルの成長を丁寧に描くお仕事が多かった。

*3:「パッション爆裂!イベント続編大作戦」のこと。プロデューサーが続編を見たいイベントと主演とライバルにしたいアイドルを選んで投票する企画。Mobage版で過去何度かあった。

*4:mobage版SideMイベント「Xmas Live2018-Side Enjoyable- 増刊号『男子の遊び』」、日常での1コマ「絶対練習時間」より

*5:有料メルマガサービス。各種SNSを開設してない野上翔さん唯一の発信ツール。